近見視力とは

視力にも色々ありますが、近くを見る視力のことを近見視力といいます。
遠くが見えても近くが見えないので、遠視や老眼と間違えられることがありますので、注意が必要です。



近見視力とは


近見視力という言葉を聞いたことがありますか。

一般的に視力検査といえば、遠くを見る検査が多く、学校や健康診断での視力検査表での検査が頭に浮かびます。

この一般的な方法を遠見力検査といいますが、5mの距離にある視力表で測る視力検査です。視力が1.0であるとか近視が進んできたので眼鏡が必要だとか、運転免許証の取得時に必要になる視力もこの遠見視力のことです。

それとは反対に、近くをみる視力のことを近見視力(きんみしりょく)といいます。
こちらは、文字通り近くを見るときの視力のことをいい、近距離視力表を使って目から30cm離れて視力を測ります。

検査方法は、近見用に作ったランドルト環を使い、目との距離が30cmとなるようにして、そのランドルト環の切れ目を正しく答えることができるかどうかを調べます。

簡単な検査のように思えますが、検査自体を受ける機会があまりないことと、見えるかどうかの判断が遠見視力検査に比べると一般的ではないこともあって、できるだけ眼科で検査をすることをお勧めします。
紙のランドルト環を使って検査をすることもありますが、現在一般的には、視力検査用の機械を使って検査をした方が、正確な数値を出すことができます。

近見視力は、視力検査自体をする機会がないこともあって、なかなか見つけることができないのですが、子供にも近見視力の低下がある場合があります。

遠くのものをみる視力が問題なく出ていることもあるので、見逃されがちですが、教科書などの近くのものを見ることがつらい、という事がおこり、学力低下や勉強に集中できない、といった問題が起こることがあります。

また、遠視や老眼と間違えてしまい、適切な対応をできない場合もあります。

大人の場合は、老眼を疑ったりすることにより、近見視力の低下もわかりやすいのですが、子供の場合は、学校の視力検査で問題ないにもかかわらず、急に学力が低下してきたり、ノートの文字を書きづらくしていたり、という結果に現れないとなかなか発見することができない場合が多いようですので、気をつけてあげてください。




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